司馬遼太郎記念館

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司馬遼太郎フェローシップ

二十一世紀を担う若者たちへ

 作家・司馬遼太郎は、文学以外にも社会の広い分野に生き生きとした好奇心を持ちつづけた開かれた心の持ち主でした。それだけに、この国の行く末を案じ、同時に21世紀をになう若者たちの知性に、大きな期待と希望を抱いていました。この司馬遼太郎の想いを継承し、記念財団は若者たちの知の世界への探求を応援します。奮って応募してください。

司馬遼太郎フェローシップ応募要項

 企画原稿には履歴書(書式自由。氏名、生年月日、国籍、現住所、連絡先電話番号、在籍する学校名あるいは勤務先名等)を添えてください。

■対象企画
司馬遼太郎の作品群にインスピレーションを得た、知的世界への探求企画。
国内外、分野を問わず、自由な発想に基づく調査・研究、旅行計画などの企画を、パソコン等で日本語2000字以内にまとめてください。未発表企画に限ります。
■応募資格
満16歳から25歳の若者。性別、国籍を問いません。
■奨励金
1件につき30万円。3名まで。
■企画提出締切
毎年9月末日(当日消印有効)
■選考結果の発表
毎年11月下旬

※フェローシップ対象に決定された方は、企画を1 年以内に実行後、レポートの提出が必要です。(400 字詰め原稿用紙20 枚程度)。一部を菜の花忌(毎年2 月)で発表していただきます。
※応募原稿は返却いたしません。なお、個人情報は、その保護と適切な管理をします。

■送り先
〒577-0803
大阪府東大阪市下小阪3-11-18
司馬遼太郎記念財団事務局

最新の受賞企画

                                  (敬称略)
第19回フェローシップ(2015年度)

沈韻之(関西外国語大学国際言語コミュニケーション学科)
企画テーマ

「華族女学校と振華女中から見る中日近代女子教育」

 司馬さんの『坂の上の雲』を読み、ドラマを見て、明治時代の日本の女性の教育に興味を持った。
 明治時代の日本の女学校は「良妻賢母」が教育目標であり、学校教育を受けても妻や母親としての社会的価値しか認められなかった。近代中国の女子教育は社会進出をめざすもので、卒業生は教育、医療、科学、文学など様々な分野で活躍している。
 日本の華族女学校と中国の振華女中の二つの女学校のカリキュラムの内容、校則・校訓、卒業生の進路、社会的影響、近代化の過程を調べ、中国と日本の近代女子教育観念の異同を比較したい。



西脇祥子(三重大学大学院生物資源学研究科)
企画テーマ

「先人たちの『遺産』千枚田を巡る」

 大学で千枚田を研究しているなかで、司馬さんが農業や農業土木に関心を持っていたことを聞き、『街道をゆく』や関連する作品を読んだ。
 司馬さんの言葉を胸に高知・檮(ゆす)原(はら)の千枚田を訪れ、オーナー制度を取り入れ、代々千枚田を営んできた方々と他地方からの新たな農業従事者が協力して千枚田を守っている新しい農業のかたちを知った。
 減反政策やコメ消費の減少、農家の高齢化などによって千枚田の多くが耕作放棄地となっている今、各地の千枚田を訪れ、農業を営む方々の千枚田への思い入れや手入れ方法などを調べ、オーナー制度も含めて千枚田を守る手段について考えたい。