司馬遼太郎記念館

司馬遼太郎賞

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司馬遼太郎賞

司馬遼太郎賞とは

 作家 司馬遼太郎の活動を記念して、毎年1回、文芸、学芸、ジャーナリズムの広い分野のなかから、創造性にあふれ、さらなる活躍を予感させる作品を対象に選考し、決定します。
 選考方法は、まず全国報道機関のみなさん、作家、学者、文化人のかたがたにアンケートを出し、候補作品の推薦をいただきます。その後、財団を構成しているマスコミ11社の候補選定委員会がアンケート集計を参考に、候補作品を選定する作業を行い、その後、選考委員会で決定します。
 選考委員は、井上章一、後藤正治、辻原登、柳田邦男の4氏です。 
 司馬遼太郎賞の贈賞式は、菜の花忌の会場で行います。

賞品

正賞 懐中時計 副賞 賞金100万円

>これまでの受賞作品・受賞者

最新の受賞作品

第19回司馬遼太郎賞(2015年度)
飯嶋和一著『狗賓童子の島』(小学館刊)

【贈賞理由】
 幕末史のいきおいは、あまり語られていないが、隠岐のような辺境にもとどいていた。商品経済の流れ、海運の新展開、そしてコレラまで。そんな時代に、島民がのみこまれていく様子を、ていねいにえがきだしている。
 大塩平八郎の事件が明治維新につながっていく見取図も、新鮮にうけとれた。隠岐がこの二つを赤い糸でむすびつける物語も、無理なく展開されている。司馬遼太郎もこだわった幕末史に、新しい光をあてた歴史小説として、高く評価したい。

【飯嶋和一氏略歴】
 1952(昭和27)年、山形県生まれ。法政大学文学部卒業。中学校教諭、予備校講師を経て執筆に専念。83年、「プロミスト・ランド」で第40回小説現代新人賞、88年、『汝ふたたび故郷へ帰れず』(河出書房新社)で第25回文藝賞、2000(平成12)年、『始祖鳥記』(小学館)で第6回中山義秀文学賞、08年、『出星前夜』(小学館)で第35回大佛次郎賞受賞。