大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)
2023年2月
『竜馬がゆく』がなかったら、私の人生はなかったのかも(笑)
不思議なのですが、その本『竜馬がゆく』を読み終えた、次の朝に先生が亡くなられた一報がニュースで流れていました。
それからだいぶ年月がたち、今回ここに来たのは、娘の大学受験で大阪に来たからです。特別準備していた訳でなく、記念館がある事も知らなかったのですが、大阪大学外国語学部の先輩に先生の名前があったことと、娘の受験終了まで時間があり、何か縁を感じたからです。この記念館にきて、まだまだ自分自身は勉強不足だし、もっと日本人としてできる事があるのではないかと思いました。次世代に繋げる仕事や想いを大事にしたいです。
今日は近くの大阪商業大学にて地理学オリンピックの二次です。
“え~来るの~”と言う、親からそろそろ自立の息子に
“近くに司馬さん(親子の間ではなぜか共通の知人?)の記念館があるんだって”
“へ~“
”知らなかった?でしょ。これは、はずせないでしょ?“
“うん”
で、同行o.k.です。様々な作品のタイトルをたどるだけで、自分自身の成長(?)をふりかえるような…そんな思い出の旅のひとときをすごすことができました。
まだまだ読んだことのない作品がたくさんあります。これからの道標――です。
20代のころ、夢中で数々の作品を読みあさりました。最初は『燃えよ剣』でした。主人公の生き様に胸を打たれ、一気に司馬さんの作品のとりこになったことを今でも覚えています。
人生の指針を与えていただいたことに感謝します。
駅からの菜の花、記念館の庭、今日の青天、館内での会員との再会、司馬さんのご縁を深く感じています。
コロナ禍でTVを見たりする事が多いこの頃ですが、『街道をゆく』の訪れた場所が時々出てくると見入ってしまいます。
今後も出かけて楽しみたいと思います。
お勤め先の一つ下の方に秋山真之さんの末裔の方がいて初めて読んだのが『坂の上の雲』でした。
父も日本海海戦の「本日晴朗なれど波高し……」を誦じる程の海軍ファンだったので、生きていたら一緒に来たかったです。
『街道をゆく』もすきで、スペインにいった時の現地のガイドさんは司馬さんをご案内した方でした。
この建物を作って下さった安藤先生にも感謝です。同じ大阪人の知が私にも流れていることに何かわきおこる思いに自分でもおどろきです。
大阪のほこれる先輩!ありがとう!
今日ここに来て、このメッセージを直接見ることができて、感じることができて、私の人生に大きな変化が訪れたように感じた。
己に厳しく、人に優しく、たくましく、自然という大きい大地の上に私たちが存在していること。今まで無意識のうちに生きてきた。あたり前の二十一世紀がものすごく大きいものなのだと。
そんな私たちに残してくださったメッセージを1つ1つ大切にしたい。
膨大な著作の数々、蔵書の数々に圧倒されました。
菜の花の軽やかさ、優しさと、司馬ワールドの重厚さの対比が印象的で、いつまでも心に残る訪問となりました。
これからもたくさんの作品を読んでいきたいです。
小さい頃一度来たことがあり、一冊買ってもらった本は冒頭を暗記するほどすきでした。
もう一度来れたよかったです。菜の花もきれいでした。
雨の中、足元がぬれたが、来た甲斐があった。
いつもラジオ大阪の“司馬遼太郎短編傑作選”を欠かさず聞いている。
この蔵書の大阪に圧倒された!!まさに知の巨人!!建物の美しさにも感動した。
「自分にきびしく、相手にはやさしく、いたわりをもって」生きていこうと思った。(息子と一緒にこれてよかった)
「たのもしい」人に成れるように日々精進しよう!と思えた。
小生、満七十七歳です。
顧みますと聖人の一年か二年前に発刊された『竜馬がゆく』を読んだのが司馬遼太郎氏(先生)との出会いでした。
爾来、先生の著作を再読、再々読しております。目下、『街道をゆく』を読み乍ら、日本各地を旅した思い出に浸っております。
今日は、偶然にも高校生の団体の皆さんと一緒にホールで司馬さんの世界を鑑賞、学習できました。嬉しいことでした。
この記念館が世界の各世代の方々に親しみ愛される様、祈念いたします。
教職に就いて3年目、まだ20代のころ、教え子が司馬さんの作品のことで質問にきたとき、それはご本人に確かめてみないと…、おハガキでも出してみたら?と何気なく話したところ、本当にお便りを送ったようでした。
そしてしばらくして「司馬遼太郎さんからお返事が届きました!」と嬉しそうに見せてくれました。
若者の想いを大切にされていることを強く感じたことでした。司馬さんありがとうございました。
生誕100年、命日、23歳の時期に来られて本当に良かったです。
司馬さんの、「22歳の自分にあてた手紙」、この同じくらいの時期に読み直します。
『竜馬がゆく』に影響を受けました。信義を貫く生き方が好きです。
この空間にいると、いつもよりおしゃべりな自分が内にいます。少し友人になれました。そんな気がします。
司馬さんの考える自己はすばらしいと思いますが、訓練も簡単なのに、なぜ広がらないのでしょうか。
地元にあるこの悠久の時間の感覚。素晴らしい司馬さんの作品にすぐ触れられるありがたみを感じています…。八戸ノ里は菜の花でいっぱいです!!ありがとうございます。