司馬遼太郎記念館

対話ノート

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人500円、高・中学生300円、小学生200円(20名以上の団体は入館料が2割引)

大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)

2019年2月

 わたしの大好きな高杉を、とっても素敵にかっこよく描いてくださったので、司馬さんに会いに来ましたが、もの凄く美しい記念館で、本が多く落ちつきます。来てよかった。
 かねてからの念願が叶い、今日初めて記念館を訪れることができました。すてきなお庭を通っていくと、書斎が目に入りました。同行していた娘が「司馬先生がいまにも出てきそうね!」と言いました。本当にその通りだと思いました。お庭で写真を娘に撮ってもらっていると、館長の奥様に幸運にも‼お目にかかることができました。東京で数年前にシンポジウムの時に、遠目にお会いして以来でした。思いがけずとても嬉しく思いました。
 記念館に入り、その蔵書の異常とも思える多さに母娘で圧倒されました‼そして見事に収納・配置された数々の書籍は、うっとりするほどに美しいものでした。司馬先生の脳ミソを外に出して見せてみせてもらうと、こういう景色なのでしょう。まさに博覧強記の巨人ですね。今回、菜の花の盛りに伺い、幸せなひと時と過ごせましたことを心から感謝します。
 中学時代、あんなにも苦手だった幕末史が司馬先生の『世に棲む日日』のおかげで大好きになりました。今は大学で歴史ゼミに入って学んでいます。ここへ来られてよかったです。ずっとファンです。
 遠方に住む父が尊敬してやまなかった司馬先生。父は亡くなりましたが、父の目になったつもりで蔵書を拝見しています。「お父さん見えてますか?」もっと早く来ればよかったと悔いています。 
 司馬遼太郎先生の記念館、本の多さにびっくりしました。安藤忠雄さんの建築設計ですごく大きな空間でゆったりした感じは良かったです。「二十一世紀に生きる君たちへ」は少しいろいろ考えさせられました。少し歴史に興味が持てそうです。
 知の内にいるような空間でした。その断片だけでも感じられたらと思います。あらためて本を手に取ろうと思います。菜の花の時期に来ることができました。
 司馬先生の本は何冊か読んでいるのですが、昨年は『峠』を読みました。主人の出身が長岡なので、読んだ話をしたら、主人の家族とも話がはずみ、嬉しかったです。
 駅からの道すがら、高校の脇道、街のそこここに菜の花のプランターがありました。「あぁ、菜の花の好きな司馬さんのためか―」と思いながら歩いてきました。はからずも、あと3日で2月12日の命日なのだとこちらで知りました。
 「日本人とは何か」と追求し続けた作家は、古代からも中世からも近代からも日本人の声を聞き、現代の私たちに示してくれました。その作品でこれからもどうあっていくべきかを示してくれているように思います。だからこそなのか、死後23年たっても、愛される作家さんです。
 日本の行き先を案じていた司馬さん、今の日本をどう思いますか?
 司馬さんの作品は、11年前に海外駐在時に、知人の日本人から紹介してもらい、はじめてその作品を読み、すぐにこの人のファンになり、それ以来、何度も何冊も作品を読んでいます。その作品が、この地で、展示してあるペンで、そのメガネを通して生み出されたのかと思うと、なんとも言えない感銘を受けました。多くの蔵書は、ただ展示されているだけでなく、知識の量が圧倒的で、言葉がありません。
 記念館が出来た時、司馬さんのファンだった父と来ました。父の亡くなった今、またこの記念館に来て、父の思い出と共に見て回りました。父の遺した数々の司馬さんの本があります。1冊ずつ、また読み返したいと思っています。
 娘が建築を学んでいる関係で、安藤忠雄の設計であるこの記念館を訪れました。中に入ってみると、本が壁紙の如く敷きつめられ、また本棚や床の木のぬくもりが感じられ、これまで訪れた安藤忠雄の建築にはない、人間味のようなものがあるように思いました。
 司馬遼太郎さんの作品は、あまり読んだことがないのですが、この蔵書を拝見し、圧倒的な情報量から生まれた作品をぜひ読んでみたいと思いました。
 思いおこせば50余年前、父の書棚にあった『竜馬がゆく』が司馬作品との出会いであり、原点になりました。当時中学生だった私は、手当たり次第読んだことを懐かしくまた、私の頭の中の読書の倉庫が甦ってきました。室町、戦国、幕末、明治と沢山書かれたのに、ノモンハン以降は「書けない」と仰ったお気持ちを今を生きる私達は真剣に考えなくてはならない時にいると思います。
 念願叶い、やっと来る事が出来た記念館、大英図書館のような見上げる書棚にしばし、浸らせていただきました。帰ったらまた読み返したくなりました。
 彼の仕事の量にショックを受けました。私は今まで悩んでいました。が、彼にならって自分のやっていることに集中しようと思います。こんなすごい記念館をつくってくれてありがとう。 (原文英語。韓国の学生)
 中学時代から読み始め、40年の年月が経ちました。九州の田舎から世界や時代を夢見させてくれた司馬さんの思いに少しだけ近付けた気がします。膨大な蔵書の数にも驚きです。命日には間に合いませんでしたが、菜の花のあふれる記念館に来る事が出来て幸せでした。もっともっと多くの書を残して欲しかったと思います。
 生きてゆくことの難しさ、そして楽しさ、自己を律し、人と睦み、共に生きてゆくこと、強さと優しさ、自然と文明の中に在って人間社会をつくってゆく。司馬さんが目指して来られたものを支えにして今をそして次の世代をと想う。 (86歳)
 圧倒される本棚。本を読みたいと思わされる空間。司馬遼太郎という作家の力を凄く感じた。