大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)
2022年7月
時空を超えて、手の届かないところにいるあなた(司馬遼太郎)様を含め、様々な‶人物”とお会いできるのが、それも友人、すこし時代がちがっただけの地球人ともどもへ想いを巡らせるのが、何事にも代えられない時間なのです。
これまでも、そしてこれからも様々ないろんな文化、歴史、環境を持つ素晴らしい人々に導かれ、そして導いて生きていくのだろうと、落着した心で気づくのである。まさしく人間、ありがたいものです。また、会いにきます。
昨年社会人となり、仕事で初めて大阪を訪ねることになり、記念館に足を運びました。壁一面の書棚に囲まれ、大好きな本からパワーをもらえました。今後は父の書棚から借りてちょこちょこ読むのではなく、自分の本棚に司馬さんの本をそろえるという新たな楽しみが出来ました。
建築と司馬作品が大好きだった、亡き夫と一緒に来たかったなあ~。いや、きっと一緒に私にくっついて来てるよね。
これからも私たち家族を見守ってね。ありがとう。
改めて深遠さを感じております。
作品に対する姿勢のようなものの一端がかいまみえたように思いました。
なんと情緒的で静謐なのでしょう。
「この国」は、益々、悪い方向へ向かっているように私には思えます。一人一人が、「この国のかたち」を考えて、「この国」が少しでも良くなりますようにと願っています。自分自身の権利ばかりを声高に求める人がとても多くなっているのが恐いです。
明るい未来が見えてきません。それでも司馬さんなら希望を捨てずに、必ず前へ向かう言葉を、私たちに投げかけて下さるような気がします。
歴史にあまり興味が無かったけど、読んでみたくなりました。
生活の中でほっと出来る時間を持ち、日々、丁寧に、これからも生活していきたいと思います。
死して更に、今の世の中に何か問いかけられているような…。
また、読み直してみたいと思いました。
私が司馬遼太郎に出会ったのは、小学6年生のとき、つまり去年のことです。夏休みの少し前に、本屋に歴史小説を求めに行ったとき、司馬遼太郎の本に出会いました。初めて読んだ司馬遼太郎の著書は、『燃えよ剣』です。もともと新選組が好きで、上巻のダンダラの羽織を着た土方歳三を見て買いました。私は新選組の中では、沖田総司が好きなのですが、『燃えよ剣』では、私の理想の沖田総司が描かれていて、それから、司馬遼太郎の作品をよく読むようになりました。『竜馬がゆく』や、『翔ぶが如く』を読んで、さらに、『最後の将軍―徳川慶喜』も読みました。『燃えよ剣』は岡田さんが主演をつとめる映画も見ました。司馬さんにハマりすぎて、中学受験はろくに勉強せずに挑み、無論不合格でしたが…。『最後の将軍―徳川慶喜』は、去年の大河ドラマ「青天を衝け」にて、徳川慶喜が”第2の主人公”といわれていたこともあり、読んでいたら感動してしまって、学校で落涙してしまいました…。現在司馬さんの著書は、家に三十冊程あります。全て面白かったり、読んでいたら感動したりする作品ばかりです。
将来、私は小説家になりたいと考えています。歴史小説は書くかどうかまよっていますが、ここに来て、いろいろなヒントをもらいました。足にまとわりつく蚊をふりはらいながら来た甲斐がありました。
P.S. 資料にさわってはいけないのは悲しいです…。本としての意味がないような気がします。
以上長文失礼いたしました!
次に来たときは長い時間ゆっくりと過ごしたら、光の移ろいがきれいだろうなと思いました。
結局仕事は建築関係とは別のところに行くことにしましたが、やっぱり素晴らしい建築にふれると、いいなぁと心ひかれます。
司馬先生の事をビデオで学び、30代から作品をつくりはじめたというところにおどろきました。もう私は25歳だから、今から何かをつくり上げていくには遅いのかなぁと思っていましたが、司馬先生のバックグラウンドに背中を押して頂きました。又、訪れたいと思います。
その後、偶然に松山に単身赴任する機会があり、好古、真之兄弟の絆を現地で感じることができました。
今日も偶然だけど、駅から600m歩いて来てよかったです。