司馬遼太郎記念館

対話ノート

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人800円、高・中学生400円、小学生300円(20名以上の団体は入館料が2割引)

大書架に置かれているノートに書かれたメッセージの一部をご紹介します
(このページは毎月初めに更新、前月のメッセージを掲載しています)

2025年8月

 久しぶりに司馬遼太郎記念館を、息子、夫、孫とおとずれることができました。
 今の世の情勢を見て、司馬さんはどのように考えていらっしゃるだろうと思います。
 司馬さんの意見を聴いてみたいことがたくさんあります。
 世の中のことに目を向け始めた孫とともに、又ぜひおとずれてみたいと思います。※いつもながら、運営スタッフの皆さんのやさしいたたずまいに心休まります。ありがとうございました!!
 戦後八十年、世界が改変しているただなかにあって、司馬さんの本が改めて読まれるべきだと、強く感じています。「二十一世紀に生きる君たちへ」を書かれた後、もし今も司馬さんが生きておられたらどう感じ、どう語られるだろう?と想像します。彼岸から日本と世界をどうぞ見守ってください。私も、司馬さんの御本を読み直し、世界がこれ以上悪くならないようにするための指針にしたいと思います。
 司馬先生の小説の中に出てくる人達は皆人間味があって、生き生きとしていて魅力的なので歴史が単なる事実ではなく、身近なものとして感じられます。
「二十一世紀に生きる君たちへ」、小学校の教科書にあったそうですが、その中にある「やさしさは訓練でしか身につかない」「頼りになる人間になること」というような言葉が心に残っていて、日常生活の中でふと思い出して、そうそう、そうだわと自分の行動の基になっています。
 記念館の所蔵本の多さにおどろきますが、飾ってあるだけでなく手にとってどのような本をご覧になっていたか読んでみたい気持ちになりました。
 終戦八十周年、19世紀を振り返ると緑の木陰と本の海にひたりながら故郷の意義について思いを巡らせていた自分が目に浮かびます。(中国語 翻訳アプリ使用)
 恥ずかしながら司馬遼太郎先生の著書は読んだことがありません。
 自分にとっては敷居の高いような難しいような気がしていたからです。
 このノートを見て、色んな国籍・性別・年齢の方々が様々な思いの中、この記念館を訪れているのだなと感慨深くとても感動しました。
 人が何を考えているかは全く予想のつかないものですね。
 皆さんが先生と対話をするようにノートをかいていらっしゃるのを読んで、言葉を記すこと、残すことの大切さを改めて感じました。
 明日、大切な人と家族になります。言葉を大切にこれからの人生を過ごしてゆけたらと思います。
 いつか来たいと思っていた場所です。戦争が続き、環境問題が深刻化する今の世を、司馬遼太郎ならどう書くのでしょうか。
 歴史を学んだ者のはしくれとして、何となく生きるのではなく、為政者たちは何をしていくのか、観ていかないといけない。と思いました。
 司馬先生、今日は友人と一緒に参りました。この空間は、知と芸術の宝です。今年は大阪万博がありました。先生が生きていらしたら行ったでしょう。
 先生の心にある、日本人、戦争、文化を感じました。私もたよりになる大人になります。
 友よ、お誕生日おめでとう。
 私の名前は遼子と言います。96年3月に生まれました。
 父が司馬遼太郎が好きだったのでこの名前になりました。
 生まれる直前の2月に司馬さんが亡くなったことも父が名前をつけようと思った理由なのかもしれません。
 今日はこの記念館に来ることができてよかったです。
 愛知の介護施設の入居者(元国語の先生)から司馬遼太郎の写真本を数冊紹介されこの記念館の事を知り、実家の大阪から近いので「行ったら先生に感想を言いますね!」と夏休みの宿題をもらい、娘二人も一緒に見に来ました。
 97才になる利用者の先生に良い土産話が出来ました。
 司馬さんの作品に初めて触れたのは「燃えよ剣」でした。その後月日が経ちNHKの再放送ドラマで「坂の上の雲」を観てその世界観のトリコに…。
 小説を先日読み終えて思ったのは、その当時を人々の生き方が丁寧にそして輝いて描かれていることでした。「日本にもこんな時代があったのか。」教科書には書かれることのない人々の生き様がとても好きです。
 栃木よりまいりました。30数年前にはじめて「燃えよ剣」を読み、司馬世界に引きこまれました。読ませていただいて魂を揺さぶられる感覚は今でも忘れられません。
 1996年に訃報をニュースで聞いた時の奈落に落ちたような、大きな何物かが終わってしまった感じは今でも忘れられません。日本人とは何かという事を常に求道していた司馬先生は、日本人の精神の背骨となる人です。
 物凄く神聖な雰囲気がただよっていて、不思議な感じがしました。物(本)の数がとてつもなく多いはずなのに、どこか落ち着くことが出来る唯一無二の場所だと思います。
 あと、天井の龍馬の形をしたシミはディズニーで言うところの隠れミッキーのようなものなのかなと…。
 ようやく念願叶い、訪れることができました。司馬遼太郎作品に触れるきっかけになったのは祖父の影響でした。その祖父はかなり前に他界しておりますが、祖父が残してくれた本が「竜馬がゆく」でした。私もそれから多くの作品を拝読させて頂き、学生時代には「燃えよ剣」を卒論に取り扱うくらい司馬作品に心奪われております。ようやく叶ったこの空間、また訪れたいと思います。
 ちなみに今日、私の誕生日です。(8.31)