司馬遼太郎記念館

企画展

開館カレンダー

休館日

開館時間:10:00~17:00
(入館受付は16:30まで)

休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館し翌日休館)、9/1~9/10、12/28~1/4

TEL:06-6726-3860

FAX:06-6726-3856

入館料:大人500円、高・中学生300円、小学生200円(20名以上の団体は入館料が2割引)

『播磨灘物語』と黒田官兵衛

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【会期】 2014年10月26日(日)まで


『播磨灘物語』の主人公黒田官兵衛をとりあげます。
『播磨灘物語』は、織豊時代を背景に黒田官兵衛の生涯を描いています。
司馬遼太郎は、あとがきで「友人にもつなら官兵衛のような男をもちたい」と書いています。官兵衛は無欲で、他者に寛容、殺生を嫌いました。また戦国時代に飛躍した商品経済やキリスト教などを吸収していくモダニズムも身につけていました。
戦国乱世に、なぜこのような男が現れたのか、現代に生きるわれわれが、官兵衛から得るものは何なのか……を記念館で考えることができたら、と思います。

『播磨灘物語』に描かれた官兵衛の生涯を戦国時代の出来事やゆかりの地を引用文とともに紹介した年表▽司馬遼太郎の自筆原稿▽執筆中にメモを書き込んだ蔵書資料や印をつけた古地図▽官兵衛に関連する他の小説『新史太閤記』『関ヶ原』、戯曲『鬼灯(ほおずき)――摂津守の叛乱』などの関連資料も展示します。

館内には、司馬作品に描かれた戦国時代の出来事を書き込んだ巨大な地図や戦国関連の長編、短編作品を紹介した多数のパネルを展示。新たな司馬作品に出会えることを願っての展示です。

【主な展示品】
・直筆原稿『播磨灘物語』
・装丁画『播磨灘物語』(三井永一画)
・挿し絵『播磨灘物語』(西山英雄画)
・地図「播磨國細見図」1749(寛延2)年
・掲載紙「播磨灘物語」(「読売新聞」切り抜き)
・直筆原稿「『鬼灯』創作ノート―荒木村重のことども―」
・直筆原稿『鬼灯―摂津守の叛乱』原稿
・掲載誌『関ケ原』(「週刊サンケイ」)
・掲載誌『新史太閤記』(「小説新潮」)
・パンフレット「鬼灯―摂津守の叛乱」
・司馬遼太郎蔵書
『信長公記』
『群書類従』「別所長治記」収録
『益軒全集』「黒田家譜」収録

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